季節はずれの「ボージョレ ヌーボーとの決別」

こんな季節はずれに「ボージョレ ヌーボーとの決別」を決心しました。このタイトルは誤解を招きかねないので、事前に説明させていただきます。私個人が今後ボージョレ ヌーボーを買ってまで飲むことはないかな・・・とゆう内容であって、フランス ボージョレ地方にはヌーボー以外でもたくさん素晴らしいワインがあり(クリュ ボージョレやACボージョレなど)決してフランス ボージョレ地方のワイン全般を批判しているわけではないと理解していただければ幸いです。 
近所のスーパーで一本190円のスペインワインを見つけたので、「味は期待できないかな。」と思いつつも二本買ってしまいました。が、しかし、飲んでびっくり中身は完全にボージョレ ヌーボーの香り、風味そのもの・・・特徴的なバナナの風味はブラインドで飲んだら、あの日本一有名なソムリエの田崎さんでもボージョレ ヌーボーと間違ってしまうのでは?!(田崎さん、田崎さんファンのみなさんスイマセン)と思えるくらい、うり二つです。以前に何度かワイン本で読んだことがあるのですが。ボージョレ ヌーボーのあの特徴的なバナナのような風味は、葡萄(ガメイ種)由来とゆうよりも、酵母やマセラシオン カルボニックとゆう特徴的な醗酵法からくる風味なんだそうです、これにかんしては、本によって書いてあることがまちまちで真偽のほどはわからないのですが。 
自分が始めてボージョレヌーボーを飲んだのが二十歳くらい?(法に触れてしまうのではっきりとは書けません)毎年、買ってのんでいましたが私の舌には毎年まったく同じ香り、風味に思えてきて。十年前くらいから「ボージョレ ヌーボーを買って飲むくらいなら、同じか安い値段でボージョレヌーボーよりおいしいワインがたくさんあるな・・・」と思ってしまい、以来ボージョレヌーボーを自分で買って飲む事はなくなりました、ちなみに2011年二月のブログにのせたドルーアンボージョレ ヴィラージュヌーボーはいただき物です。自分自身、値段でワインの価値を決めたくないと思って飲んでいるのですが。栽培、醸造、流通としっかり手のかけられたワインはそれ相応の値がつけられるべきと思います(将来、自身のワインができたとしてもその値段は、きっとボージョレヌーボーより高い値段になってしまうと思いますし・・・)。 
だけど、ボージョレ ヌーボーとうり二つのワインを一本190円で飲んでしまったら、「自分で買ってまでボージョレヌーボーを飲むのはあほらしいな。」と思ってしまうのが正直なところです。
ただ、もう一度言わせていただきますが。フランス ボージョレ地方の他のワインを批判しているのではありません(クリュボージョレなど尊敬してしまうワインや作り手のかたはたくさんいます)あくまで個人的な味覚での感想です。私自身「桜の下でクリュボージョレー飲みたいー!!」な気分です。