あけまして、おめでとうございます!? 本年もよろしくお願い致します。

いまさら新年の挨拶も無いですね。とりあえず、2012年のお初ですので!。今年こそは、世界中の人が平穏無亊にすごせたら・・・と願うのですが、私個人的にはとても平穏無事には過ごせそうもない激動の始まりの年(ちょっと大袈裟ですが)になりそうです。大晦日にもここで書きましたが、今年は試験栽培の第一段階から、次の試験栽培のステージへ踏み出します。2008年春、大きな不安と淡い期待を抱いて植えた4本の樹も、今まで09年10年11年と三度の収穫をすることができ、たった三つのヴィンテージでも品種により大きく良い悪いがありました。09年の初めての収穫はどの品種も予想外に良い、可能性を感じる収穫ができた、希望の船出になり。10年は黒品種の半分近くを鳥害でやられ、11年は天候か、私の栽培の未熟さか、数品種で開花、着粒がうまくいかずほとんど実がつかなかったり、たった三度の収穫でも、故郷の地でワイン用葡萄と向き合う事により自身の未熟さを思い知らさ、考えさせられています。そんな中で、10数品種の中の数品種は、わずかながらもこの地でのワイン用葡萄栽培の可能性を垣間見せてくれているのでは?!と感じています。                                                                                                   まだまだ植えてから四年で三度の収穫、どれかの品種が適している、いないを判断するには早すぎる段階なのはわかっているのですが、今年2012年に。三度の収穫のなかで、わずかながらも一番可能性のありそうなシャルドネ種を大幅に増やすことにしました。本当なら、あと数年見てみたいのですが、私自身の年齢的なこと(体力が落ち始めてからでは、大きく動くのが難しくなる。)。そのうえで、試験栽培をいくつかのステージにわける事を考えたら、今年、試験栽培の第二ステージに進むべきと判断しました(もちろん、他品種の試験栽培も続けていきます)。 
 
その試験栽培第二ステージの目的は「台樹の選択」と「試験的にワインにする」です。今後試験栽培を続けて、仮に良い葡萄が収穫できたとしても、その葡萄がどんなワインになってくれるのか?それは、現実にワインにしてみないことにはわかりません。ただ、自分で潰してワインにして自分が飲むのであれば、たくさん植える必要はないのですが。 将来、一つのワインの銘柄として世に出すと考えたとき、「試験的にワインにする」とはいえ、ちゃんとしたプロセスをふんでワインにしてやらなければ意味がないはずです。私の中での、「ちゃんとしたプロセス」とは「収穫した葡萄を、よりよい環境の下、適切な工程を経て一本のワインとする」ようするに、「収穫した葡萄をワイナリーでワインにしてもらう。」もっと簡単にいえば「委託醸造」です。 そのためには、どうしてもある程度の収量が必要です。そこで、これまでの三度の収穫を見たうえで、今植えている数品種の中では、一番可能性のありそうなシャルドネを今年、大幅に増やす事にしました。

もちろん、この試験栽培第二ステージも順調に進んでいけるとはまったく考えていません。むしろ、この第二ステージからがほんとの意味で難しくなってきて、いくつもの壁にぶちあたり、本当の勝負になってくるのだと思っています。今年、シャルドネを増やすのと、平行して、まずは話を聞いていただけるワイナリーを探していかなくてはなりません。クリアしていかなければいけないハードルがいくつもあるのですが。前回も書いたとうり、こうしてやりたい事をできる事ほど幸せなことはないのだと感じています。

とゆうことで、みなさん。いつも、こんなユーモアのかけらもない文章につきあっていただいてありがとうございます。こんなブログですが、どうか本年もよろしくお願い致します。