「工場野菜」について考えてみました。

七月に入って早々と梅雨が明けたかと思ったら、ここ数日は前線が再び南下してきたとかで、また梅雨に戻ったかのように熱帯のスコールのようなどしゃ降りの雨・・・かと思えば晴れたときは平気で35度前後の気温と。なんだか日本の夏が、熱帯か亜熱帯化しているように思えてならないです。そんな事を考えていたら無性に「工場野菜」について語りたくなってきました。あくまでも私個人の意見ですが、おつきあいいただければうれしいです。
本来農作物とゆう物は人間が、自然の力を借りて造り上げる作品だと思っています(半人前の自称農家である私の考えなのですが)。最近では種から出荷まで、まったく自然の畑とは遮断した「工場で野菜を造る」とゆうのがあるようですが、私個人としてはそんな「工場野菜」がどーしても好きになりません(多分知らずに口に入れてると思いますが)。確かに「工場野菜」だと天気にふりまわされず、安定した収穫ができ。農薬もほぼ必要ないのでそうゆ〜意味では安心なのでしょう。その点についてはいい事だと自分も思うのですが、私がどーしても気がかりな事は「その土地の味」がなくなってしまう事です。ワイン好きの人がよく言う、いわゆる「テロワール」とゆうものが消えてしまうのでは!?と。

例えば、スーパーで買ったきゅうりと、おばちゃんが自身の畑で造ったきゅうり。見た目はスーパーのきゅうりのほうが真っ直ぐでいいように見えてもなんとなく味わいが違う・・・はたまた、おばあちゃんが造ってもこっちの畑とあっちの畑のきゅうりではまた違う。それが、「その土地の味」なんだと思うんです。それを毎日、安心だからと言って、クローンのようにい〜っつも同じ味しかしない「工場野菜」ばかり食べていたら、「食の楽しみ」なんてまったく無くなってしまう!! と私個人的には思ってしまうのです。

想像もしたくないのですが。もし、かりにこの世の全てのワインが工場生産の葡萄で造られてしまう世界になってしまったら。きっと私はワインを飲まなくなってしまうと思います。とゆ〜のも、私がワインに求めているのは「色々な香り、味に出会える事」だからです。人類がワインを造り、飲み続ける限りそんな事にはならないと願いたいです。

昨年植えたシャルドネ種も成長し葡萄畑らしくなってきました、来年秋にはいよいよ本格的に収穫が始まる予定です!!